あら、不思議

date. 2018/10/12

皆様こんにちは。

 

すっかり秋、、通り越してすぐに冬がやってきそうな

急な気温の変化についていくのに必死の日々。

皆様もお体崩されませんように、、、。

 

 

 

先日、ブログ担当の私Tともう一人のブログ担当Hで

広島と岡山に家具の研修にいかせて頂きました!

 

空いた時間でちらっと厳島に寄ったり

お好み焼きをごちそうになったりと

ちゃっかり広島を満喫、、、。

 

 

お仕事の方はというと、広島では

”HIROSHIMA”などの椅子でも有名な、皆様ご存知「マルニ木工」さん

の工場を見学させて頂きました!

”HIROSHIMA”は昨年アップル本社に500脚が納品されるなど

世界からも注目を集めているチェア。

そんな”世界のHIROSHIMA”がどんなところでどんな人たちによって

どのように生まれているのかを拝見してきました。

 

 

岡山ではウォールナットの家具で有名な「アカセ木工」さんへ。

アカセ木工さんが出されているブランド”master wal”の工場にお伺いし、

その中で作られているACTUSオリジナルテーブル”REN”の

製作段階を中心に拝見してきました。

 

 

 

どちらの職人さんも素晴らしい技術をお持ちで、

それぞれの工場に良いところがあり、

やはり”日本の良い家具”をお客様にご提案できているなと

再確認できた2日間でした。

どんな風によかったかは、また店頭で聞いて頂くことにして。

 

 

 

ものづくりの現場ももちろん素晴らしかったのですが、

更に素敵だなと感じたのは

どちらの工場でもリペア、”修理”予定の家具がたくさんあったこと。

 

それらは、もちろん納品してすぐに壊れてしまったものではなく、

何年も使い続けて座面の布が破れてしまった椅子や

塗装し直してもう一度綺麗に使えるようにするテーブル。

先日の関西大豪雨の被害に遭い、浸水してしまったソファーなど。

 

 

どこかが駄目になっても直して使い続けたいというお客様の気持ちも

もちろん嬉しいことですし、

駄目になったところさえ直せば使い続けられるクオリティで作られている

家具も素晴らしいですよね。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

今回ご紹介するのは、ご自宅でできる

無垢材でできた家具のリペア、メンテナンス方法。

 

ACTUSで扱っている中で

無垢材でできた家具の一番人気といえば、

もちろん”REN”です。

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今回は、RENに限らず無垢材で、

尚且つ”オイル仕上げ”の家具に使えるメンテナンス方法をご紹介致します。

 

 

 

 

本日はテーブルを例にします。

 

お子様がおもちゃをぶつけてしまったり、

おなべなどの重いものをうっかりぶつけてしまった、などなど

毎日使うものなので理由はいろいろですが、

必ず?といっていいほどお客様からご相談を受ける”打痕”

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今回はかなりふかーい凹みで試してみます。

さてどれくらい綺麗になるのでしょう、、。

 

 

まず、用意するのはこちら。

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■アイロン

■あて布

■お水

■サンドペーパー

■家具用オイル

 

 

写真のような深いへこみの場合はサンドペーパーだけでは

到底フラットに戻すことはできません。

そこで登場するのが”アイロン”

 

 

 

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まずへこんだ箇所にひたひたにお水を浸した布を当てます。

 

(直接お水をたらしても大丈夫です)

木の家具、水に濡らして大丈夫!?と心配になりますが

勇気をもっていざ!!!!

 

ここで熱したアイロンをじゅ~っとあてます。

これもなかなか勇気がいります、、、。

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焦げたりしないので思い切って当てましょう。

アイロンの先だけあてるのではなく

面であてるのがポイント。

写真にはうまく写っていませんが

じゅ~っと蒸気がでるくらいが丁度良いです。

 

そうすると凹んだ部分がお水を含み

熱を与えることでぐぐっと元に戻ります。

 

今回は深いへこみなので

一度では戻りきりませんでした。

そんなときは何度かトライしてみましょう。

 

 

ある程度戻ってきたら、サンドペーパーをかけます。

必ず木目に沿ってかけましょう。

木目に対して垂直にかけると

逆に傷が目立ってしまいますのでご注意下さい。

 

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番手はそこまで深い傷や凹みでなければ

400番くらいのものがオススメ。

少し深いな~というようであれば100番~200番くらいのものでやすってから、

段々目の細かいものに変えていくとより綺麗に仕上がります。

 

 

 

削るとこんな感じで少し白くなります。

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できれば凹みのあったその場所だけかけるのではなく

広範囲にペーパーをかけて下さい。

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時間や体力に余力があれば天板全体にかけるのがBESTです。

(日々の汚れや細かな傷などもこのタイミングで綺麗にしてしまいましょう!)

 

サンドペーパーが終ったら

オイルを染み込ませます。

 

オイルもサンドペーパーと同じで必ず木目に沿って

塗りこみましょう。

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オイルにもいろいろ種類があり、

ACTUSのオリジナルはこのメンテナンスワックスというもの。

 

今回はこれしかご用意ができなかったのですが、

本来は亜麻仁油などのオイルを先に塗りこむほうがオススメです。

 

亜麻仁油は塗りこむことで木の道管までしっかりと染み込むので

強度が増す効果もあります。

その後にACTUSでご用意しているようなオイルワックスを塗ると

艶出し、乾燥を防ぐ、などの効果が得られます。

 

仕上がりはこんなかんじ。

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メンテナンス前がこの状態

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かなり綺麗になっていることが分かります。

どうでしょう??

 

 

 

 

凹み以外では、

油性マジックの後やカッターやはさみなどでついた切り傷も

サンドペーパーの工程から試してみました。

 

■Before

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■After

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■Before

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■After

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うっかり汚してしまってもこれだけ綺麗に戻ります!

 

 

 

 

メンテナンスの範囲が広範囲になるともちろん面倒ですし

意外と体力も使いますが、その分永く綺麗にお使い頂けます。

 

 

これは無垢材だから成せる技!

木は切り倒されて加工されても呼吸しています。

乾燥すると割れたり、湿度が高いと膨張しますよね。

これは木が生きている証拠。

傷がついてしまったり汚れが気になる場合意外は

メンテナンスの頻度は1~2年に一度で充分。

テーブルに限らず無垢の家具をお使いの方は

是非そのくらいの頻度でメンテナンスしてあげてみてください。

 

 

 

ご不明点があればいつでもスタッフにお尋ね下さいませ!

 

 

 

 

 

■Today’s Green

【スタッキー オバケ】

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Halloweenにぴったりのグリーンが入荷しました!

ららぽーとEXPOCITYも館内halloween一色ですが、

ACTUSもこっそりやってます。

 

乾燥を好むのでめんどくさがり屋さんにもぴったりのオバケ!

 

本日入荷したばかりです!

さて何匹のオバケがいるか数えにご来店くださいね!

 

 

 

皆様のご来店心よりお待ちしております!